月別アーカイブ: 1月 2015

ふるさと納税で所得・住民税減額【連載第2回目】

「ふるさと納税」連載、第2回目になります。 本来税金として納付しなければならないお金で地方特産品などの見返りが貰える、という事で大人気の「ふるさと納税」制度。昨年末には、今年の寄付からは寄付先が5ヶ所までなら確定申告さえ不要になりました!更に、控除限度額も10%から2倍の20%に引き上げられました。 前回もお伝えしたように、「ふるさと納税」とは税金の事ではなく自治体に対する寄付金制度の事であり、所得金額の寄付金控除の対象となる制度です。寄付金のうち内、2000円は控除対象外になるので、言ってしまえば、2000円を払って特産品を手に入れる権利を買うような制度だと考えれば良いでしょう。また、これとは別に住民税の税額控除がなされます。・・・なんだか良く判らないという方も多いでしょう。簡単に言えば、所得税も住民税も一部還付されるという制度です。控除金額には上限額があり、それは収入金額や家族構成などによって変わってきますので各自調べる必要があります。 制度の話だけ知っても楽しめないと思うので、具体例を上げましょう。 専業主婦(主夫)、大学生の子供1人を持つ人(年収40,00,000円)の場合、40,000円が寄付金控除対象額となります。 北海道紋別市に1万円寄付してカニをもらい、(約4000円相当) 和歌山県串本町に1万円寄付してエビをもらい、(約4000円相当) 北海道むかわ町に1万円寄付してメロン2玉をもらい、(約4000円相当) 宮崎県綾町に1万円寄付して完熟マンゴーをもらい、(約4000円相当) 5月頃までに所得税、住民税合わせて税金38,000円が還付されます。 いわば、2,000円でカニとエビとメロン2玉と完熟マンゴーを買ったと思えば良いでしょう。 これはあくまで一例に過ぎません。「ふるさと納税」ガイドブックも盛んに発売されていますので、各自治体のホームページで詳細を調べる事と合わせて、是非使ってみたい制度ですね。

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ふるさと納税で所得税全額控除【連載第1回目】

あけましておめでとうございます。2015年となりました今年も宜しくお願いします。 さて、新年に入りまして最初の記事は「ふるさと納税」についてです。「ふるさと納税」は最近テレビの企画だけでなく本屋でも見かけるようになりましたね。まさに旬の寄付金制度であり、そして旬の食べ物などが貰える事もある素敵な制度です。 「ふるさと納税」は「納税」とネーミングされてはいますが、厳密には税金ではなく「寄付金」にあたります。また、本当の故郷に寄付しなければならない、という物ではありません。あくまで「ふるさと納税」とは、「地方自治体への寄付金」制度の事です。しかし、他の寄付金制度と異なる所は、「ふるさと納税」には別途に税額控除の規定がされている点です。 都道府県、市区町村に対する寄付金のうち、2000円を超えたものは一定限度額まで所得税、住民税が全額免除されます。確定申告にて控除の手続きを行う必要があります。また、ふるさと納税をしたい方は、個別に自治体の公式サイトや役所などで手続きを行う必要があり、興味のある方はまず一度サイトにて概要を確認してみるとよいでしょう。 先に述べたように、税制優遇のみでなく、ふるさとのおいしい旬の食べ物などが送られてくる事もある、夢のある「ふるさと納税」。全3回の連載でお伝えしようと思います。

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